日本ではYOASOBIの〈アイドル〉が、そして〈アイドル〉論が流行っているそうです*1。英語圏への〈アイドル〉進出。
というわけで最近は勉強のために80-00年代のジャズを聞いています。パット・メセニー(Pat Metheny)のデビュー作『Bright Size Life』(1976年)から始めてPMG(Pat Metheny Group)の位置付けに困ったり、ブラッド・メルドー(Brad Mehldau)の『The Art of the Trio』(1997年)シリーズを聞いたり。Mベース出身のヴィジェイ・アイヤー(Vijay Iyer)の反復法はかなり良い感じですね。
さて、90年代のサックス奏者といえばジョシュア・レッドマン(Joshua Redman)です。彼の特徴はある種のビバップ回帰ですが……しかしアメリカにはマーク・ターナーがいる!!!
マーク・ターナーは1930-40年代レスター・ヤング(Lester Young)に始まるメロウなクールサックスの復権である、とひとまず言えます。レッドマンはフレージングが、ターナーはサウンドが最初に耳に入ってきますね*2。いずれにせよ、現代ジャズはハードバップ以前や他ジャンルから参照項を持ってくるのが当たり前になっています。
私が最初に聞いたターナーのアルバムは『Ballad Session』(2000年)だったんですが、一聴してひっくり返りました。それは嘘ですが、現代でやる意味が分からなくて頭の中が「???」ってなりました。コルトレーンの『Ballads』(1962年)ともう少し距離をとってええんでない? と。
後から知りましたが、ターナーは「メロウサウンドでコンテンポラリーをする」逆張りが売りです。「現代ジャズギターの皇帝」*3ことカート・ローゼンウィンケルの『Heartcore』(2003年)に参加して、アルバムのカラーに結構影響しているのが良い例です。マイケル・ブレッカー(Michael Breker)のようなゴリゴリのサックスだったら成立しなかったと思います。
で、『Ballad Session』はここから更に「メロウサウンドで60年代っぽいことをする」と逆張りを重ねたわけです。60年代に居たようで居ない? Spotifyで再生回数を稼いでいるのは、リスナーがみんな二周回っているからなのでしょうか……*4。
今回はマジで下調べせずに書いてるので、あとでゴッソリ削ったり加筆したり削除する可能性があります。下調べせずに何をやっているかというと、Webサイトを作っています。作るためにHTML/CSSの勉強をしています。実装が辛い。でもあたし……*5。
本来だったら今頃、贖罪思想の勉強も終わって『なろう批評6:ファンタジーとスカトロジー、中世文学、あるいは『【クラス全員で魔王転生】奨学生だった僕は初期ポイントの不利をくつがえすため、「自販機作製ギフト」を選び砂漠にダンジョンをつくる。あれ? 堅実な運営をしていたら、イジメっ子だった皇太子を抜いていました』論』を投稿できたんですけどね。