小袋成彬『Zatto』(2025年1月)
おもしれー男。
おもしろが過ぎる。キャッチーさに欠けることも否めない。例えば表題曲「Zatto」の中間部は考え過ぎた結果冗長になっている。
アルバムを三回通して聞いてようやくその真価に気づいた。誰に求められることもなく前人未到の境地に達した、無駄に孤高の男の姿がある。特に抽象的な歌詞は注目に値する。ポップスの公共性とプロテストソングの戦闘性と小袋個人の資質とでバランスをとった結果、よくわからないことになってしまった。
[参考]
- 小袋成彬が語る新作「Zatto」と「ロンドンでの出会い」 「ジャパニーズ・ソウルって感じですよね
- 消息|小袋成彬/Nariaki
- Shiranami (歌/作詞/作曲:小袋成彬) - ChordWiki : コード譜共有サイト:「教科書に載せたい」と本人が言っているので、とりあえずコードをとった。音域的に歌えなかった。
小西康陽『失恋と得恋』(2024年10月)
小西康陽の謎ジャズシンガー路線に関して、「もっとやれ」以外に言うことはほとんど無い。これだけ歌が下手で音楽的な判断ができる人が歌っている状況が面白い。露悪以外にも胸に来るものがある(露悪もある)。
天はすでに壊れており、そこから生じる人も壊れている*1というのなら、歌も壊れている方がよい。高橋徹也もこの部類に入る。
新アルバムではなく『女王陛下のピチカート・フィイヴ』(1989年)収録の旧バージョンからコードをとった。音域的に歌いやすい。
近況報告
つい最近は・・・岩に隠れとったんか?(レ)
中国音楽に関する原稿を今2つ抱えていて、うまくいったら2-3月に発表します。1つは『孔子のひとりごと(仮)』。『薬屋のひとりごと』から導入して無理やり古代中国音楽思想の話をする。たぶんWeb掲載。もう一つは『皇帝の音律学(仮)』で、前近代中国の音律研究の話をする。たぶん白旗三号に載る。
早く終わらせたい。
追記(2025/2/19):Web用の記事を書いた。前編の冒頭だけ読めばだいたい話は分かります。
ついでに思い出すシリーズ:『わかりやすいBUDDHA BRAND歳時記』(2024/1/31)
我ながら壊れていてよいと思う。読む必要は一切ないけど、それゆえ不要の美を湛えている。みんなもっと読んで。
音楽とは関係ないが、Web小説/RTA小説系二次創作/ダンジョン配信の話も早く書きたい。本当は2020年あたりに書くべきだったが*2、個人的な区切りとして。
ゲームなども壊れている方が良い。