古い土地

暗い穴

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補篇「声への憧れ」

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軽く・軽く・軽く・うわっついて

「生命って負けヒロインだから」

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負けヒロインとはなにか。 おれは指を立てて 流れていく巻雲を とめようとしたがだめだつた ――入沢康夫「外出」『夏至の火』より こういうものに違いない。

異世界論――「異世界転生」論と「小説家になろう」論のための助走

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以下は「なろう」論をきっかけに書いた8000文字の放棄稿である。論が言語や論理の解体(destruction)の方へと進み、コントロール不能に陥った。論としては成立していないが何らかのオブジェとしては成立していると判断したので、ここに残す。 手が届かない …

ある序論:「小説家になろう」と「ヒップホップ」の類似

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「小説家になろう」。1次創作と2次創作の合間を浮動するテキスト投稿サイト(この性質を「1.5次創作」と呼んでおこう)。横への参照(同時代の作品間参照)を本質とするメタゲーム(ゲーム性はランキングや評価ポイントなどの数値によって担保される。全員が…

About これは何?(エスキス)

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あの館では、ひとは《利用》とか手段とかの観念を嫌悪し、唾棄し、そうすることでついにはそれらを忘れはてる。それらの観念自体が非倫理的だというので。 ――〔「マルピギー氏の館」のための素描 20 倫理〕 入沢康夫『声なき木鼠の唄』(1971年、青土社) 1…